Aさん: 最近、リバースモーゲージって言葉をよく聞くんだけど、あれって本当に大丈夫なの？老後資金が手に入るって話だけど、何か落とし穴がありそうで不安なんだよね。
Bさん: うん、その気持ちわかるよ。リバースモーゲージは自宅を担保にしてお金を借りる仕組みだから、確かに便利なんだけど、デメリットやリスクもしっかり理解しておかないといけないよね。
Aさん: そうなんだよね。例えば、どんなリスクがあるの？
Bさん: まず、一番大きなリスクは、将来的に自宅を売却しなければならなくなることかな。契約者が亡くなった時点で、借入金を返済するために自宅を売ることになるから、相続人には不動産を残せないんだ。もし自宅の売却価格が借入金の残高に満たなければ、その差額が相続人に負担として残ることもあるんだよ。
Aさん: ええっ、それは結構大きなリスクだね。でも、ノンリコース型っていう商品を選べば、相続人に返済義務がなくなるって聞いたんだけど。
Bさん: そうだね、ノンリコース型だと確かに相続人に負担がかからないんだけど、その分金利が高く設定されるし、融資限度額も低めに設定されることが多いんだ。だから、借りられる金額が少なくなっちゃうんだよ。
Aさん: なるほど。じゃあ、あまり大きな金額は借りられないってことか。それに、金利が上がったらどうなるんだろう？
Bさん: そこも要注意ポイントだよね。今の経済状況を考えると、将来的に金利が上昇する可能性もあるし、それが負担になることも考えられるんだ。それに、自宅を維持するための固定資産税や修繕費も契約者の負担になるから、思った以上にコストがかかるかもしれないよ。
Aさん: そうか、ただお金が手に入るだけじゃなくて、その後のこともちゃんと考えないといけないんだね。それに、他にも何かリスクがある？
Bさん: あともう一つ、融資限度額が物件価値の50〜60%程度に設定されることが多いんだ。たとえば、5000万円の自宅を持っていても、実際に借りられるのは2500万円から3000万円程度になることが多いんだよ。それ以上の金額を期待していると、少しがっかりするかもね。
Aさん: そうなんだ。じゃあ、リバースモーゲージを利用するかどうかは、よく考えたほうが良さそうだね。自分にとって本当に必要かどうか、慎重に検討する必要があるな。
Bさん: その通りだよ。リバースモーゲージやリースバックは、老後の資金確保のための有力な手段ではあるけど、リスクも伴うからね。しっかりとデメリットを理解して、自分の生活設計に合った選択をすることが大切だよ。
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