東京23区の分譲マンション賃料、3カ⽉連続で最⾼値 3⽉0.7%⾼

2023/4/14付  ⽇本経済新聞  朝刊

東京カンテイ(東京・品川)が13⽇発表した3⽉の分譲マンション賃料は、東京23区が1平⽅メートル当たり4053円だった。前⽉⽐30円(0.7%)⾼く、6カ⽉連続で上昇した。⽐較可能な2004年以降の 最⾼値を3カ⽉連続で更新した。引っ越しシーズンで築年数が浅く賃料が⾼い物件の供給が増えた。築年数が古い物件は弱含み、伸びは鈍化した。

分譲マンション賃料は、マンションの住⼾の持ち主が貸す際に設定する賃料。専有⾯積30平⽅メートル未満の住⼾や事務所・店舗⽤を除く、ファミリータイプのみを調査対象とした。

都市圏別では、⾸都圏(東京都、神奈川県、埼⽟県、千葉県)が同25円(0.7%)⾼い3476円だった。上昇は5カ⽉連続。このうち東京都は同33円(0.8%)⾼の3947円、神奈川県は同17円(0.7%)⾼の2568円、埼⽟県は同48円(2.4%)⾼の2024円、千葉県は同65円(3.5%)⾼の1929円だった。

近畿圏は同55円(2.6%)⾼の2211円。中部圏は同46円(2.3%)⾼の2006円だった。

転勤や⼊学に伴う引っ越し需要が⾼まる3⽉は、築年数5年以内の物件が⽐較的⾼い賃料で貸し出される。築年数が浅い物件がけん引するかたちで全体の賃料が押し上げられた。

築年数が6年以上の物件では賃料が横ばい傾向となり、⼀部では下落した。東京カンテイの⾼橋雅之主

任研究員は「物価⾼で可処分所得が⽬減りする中、借り⼿側で家賃を削る動きがあり、築年数が古い物件の賃料に下げ圧⼒をかけている」とみる。引っ越し需要が落ち着く4⽉以降は全体の賃料の上昇がさらに鈍る可能性がある。

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