千代田区と言えば公園が多いことも特徴のひとつです。ただ、数が多いだけにあまり知られていない公園もあります。東京駅から歩いて7分という都会の真ん中にありながらゆったりした時間の楽しめる和田倉噴水公園(千代田区皇居外苑3-1)はそのひとつです。和田倉噴水公園は、上皇陛下のご成婚を記念して昭和36年につくられた大噴水を中心にした公園で、水をメインのモチーフにした珍しい公園です。平成5年6月の今上天皇の御結婚を機に再整備され、とても美しい公園になっています。

皇居側から見ると大噴水のある池越しに丸の内のビル群が望めます。写真にある建物は休憩所とレストランで、休憩所は誰でも無料で足を休めることができます。また、この公園の西には皇居外苑が広がっているため夕暮れはとても幸せな時間を過ごすことができます。さらに夜には噴水がライトアップされ美しい光景を照らし出します。

噴水公園というだけあり、和田倉噴水公園には滝をモチーフにした写真のような落水もあれば、たおやかなせせらぎをモチーフにした水場もあり、いつ訪れても心が休まります。やはり水の流れは良いですね。江戸時代以前、和田倉のエリアは日比谷の入り江に面した漁業が行われる地域でした。江戸時代に入ってからは日比谷が埋め立てられ、海上輸送の拠点になりました。その倉があったのが名前の由来と言われています。現在は和田倉橋という木橋のおもむきのある橋が掛かっています。実際にはコンクリート土台の橋なのですが、写真のように和田倉濠に風情のある姿を映しています。

和田倉噴水公園は千代田区の中でも上皇陛下や今上天皇と関係の深い公園です。しかも、日比谷の入り江以来の水辺の風景を伝えるエリアとなっており、カップルにはライトアップされた姿もお薦めです。千代田区内のおうち探しの機会に立ち寄ってみてはいかがでしょう。

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