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霞が関グルメ
千代田区と言えば霞が関です。霞が関というとお堅いイメージですが、その昔は霞みの果てに海が見える、景色の良い名所でした。江戸初期は、東が日比谷の入り江、西が高台(今の永田町)で、その間の緩い傾斜地だったのです。なお、日本武尊(やまとたけるのみこと)が武蔵国(むさしのくに)に設けた関所があったとされ、そこから「霞が関」と「関」が付いています。現在、千代田区霞が関と海の間には中央区や港区の様々な建物が建っているため、とても風光明媚なエリアとは言えません。また、官庁街であるため、用事がないとなかなか行く機会はないかもしれません。
ただ、その中でぜひ一度、訪れていただきたいのが農林水産省の食堂です。昼食時だけですが、ここだけは一般人が自由に入れるのです。
入れるのは農林水産省の北別館の入り口からだけですが、ここは日比谷公園から霞が関の官庁街に向かう道にあるので日比谷公園に行ったついでに立ち寄るのに便利です。さて、ここでのお薦めは入って右手奥にある「咲くら」という食堂です。
このお店、セットメニューコーナーとお惣菜コーナーに分かれていて、セットメニューコーナーのメニューはこんな感じです(季節によって変わるものもあります)。よくある市役所・区役所の食堂と違ってとても充実した内容です。また、お惣菜コーナーはこんな感じです。定食屋さんみたいにリーズナブルな価格でバラエティに富んだおかずが並んでいます。もちろん、ご飯もあります。おもしろいのはおかずの値札に自給率が書かれている点。
例えば、写真にある海老フライのエビの自給率は29%なんですね。
霞が関は千代田区といっても一般人が立ち入りにくいエリアかもしれません。でも農林水産省はさすが、日本の食の責任官庁。美味しいランチが食べられます。千代田区内のおうち探しの機会に立ち寄ってみてはいかがでしょう。なお、昼食時だけですのでその点はご注意ください。
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