息子: 「パパ、最近テレビでマンションの値段が上がってるって聞いたけど、なんでそんなに上がってるの?」

父: 「そうなんだよ、特に東京23区の中古マンションは2024年8月だけで2.6%も上がって、平均で7750万円になったんだ。これって、17年ぶりの高い上昇率なんだよ​。」

息子: 「えー!そんなに高くなるんだね。でも、どうしてそんなに値上がりしてるの?」

父: 「主な理由は、株価の乱高下が影響しているんだ。株式市場が不安定だと、現物資産である不動産に投資したくなる人が増えるんだよ。それに、売りに出されている物件も減っているから、需要が高まって価格が上がるんだ。」

息子: 「物件が減るって、どういうこと?」

父: 「例えば、2024年8月の東京23区では新しく売りに出された中古マンションが2519戸しかなくて、全体でも1万2252戸しか流通していないんだ。これが、今年の2月と比べると19%も減ってるんだよ。つまり、みんな『もっと値段が上がるんじゃないか』って思って、売り控えているんだよね​。」

息子: 「なるほど、だから売りに出される物件が少なくて、値段が上がってるんだね。でも、都内全部がそうなの?」

父: 「特に影響が大きいのは、東京の中心にある6つの区、つまり千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区なんだ。これらの区では、平均価格が1億2756万円になって、3.9%も値上がりしてるんだ。しかも、19ヶ月連続で値上がりしてるんだよ​。」

息子: 「そんなに長い間値上がりしてるの!?やっぱり、お金持ちの人たちがたくさん買ってるの?」

父: 「その通り。都心のマンションは、富裕層や海外からの投資家が主な買い手になっていて、価格の上昇が続いているんだ。特に、金利が上がっているから、普通の人たちが買うのはますます難しくなってきてるんだよ。」

息子: 「それって、都心だけの話なの?他の場所はどうなんだろう?」

父: 「都心以外の地域でも上がっているけど、上昇率はそこまで高くないんだよ。例えば、埼玉県では1.2%、千葉県は0.3%、神奈川県は0.9%の上昇にとどまっているんだ。だから、都心とその周辺地域で市場が二分化している感じだね​。」

息子: 「じゃあ、都心のマンションを買うのは、今じゃ投資目的の人たちが多いの?」

父: 「そうだね、実際に住むために買う人よりも、値上がりを期待して転売する人が増えているんだ。だから、実際に住みたい人にとっては、手が出しづらくなってきているんだよ。これからも中古マンション市場は、この格差が広がっていくかもしれないね。」

息子: 「ふーん、都心のマンションって今じゃ本当に高くなって、普通の人には買いづらいんだね。」

父: 「そうだね。でも、不動産って長い目で見ると安定した資産になることが多いから、特にこういう不安定な時期には人気が出るんだよ。もしマンションを買いたいなら、タイミングが大事だから、よく考えて行動することが大切だね。」

まとめ

東京23区の中古マンション市場は、株価の乱高下や供給不足の影響で、急激に値上がりしています。特に都心の高級マンションは富裕層や投資家の需要が強く、価格が上昇し続けている状況です。

今後もこの傾向が続く可能性があり、一般の購入者にとってはますます手が届きにくくなるかもしれません。

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