1.千代田区のマンションは条例で守られていきます
2.千代田区のマンションは災害時の安全確保にも気を使っています

千代田区のマンションは条例で守られていきます

全国各地でさまざまな条例がありますが、その中でも「千代田区のマンションは守られている」と感じてしまうのは住宅施策がその1つの理由ともいえます。
先日、「千代田区ではゴミ置場や駐輪場などの設備が備わっていない新築マンションの条例を制定する方針」というニュースを目にしました。

ゴミ置場や駐輪場の設置義務ができると、住んでいる方の利便性も上がります。よく街で見かけるゴミ置場がないために、ゴミ収集日ではない日に道路に、ゴミや粗大ゴミなどが放置されていたり、さらにマナーが良くない場合には注意された方が(都道、区道、私道などで管理者が異なります)道路に放置したゴミを他人の敷地に放置するといった事も起こっているようです。

これは、駐輪場に関しても同じようなことが言えます。駐輪スペースがなかったり少なかったりするとスペースがないために自転車を放置したり、引越をする時に自転車を放置したり、不法投棄をしたりという事が増えていきます。さらには、マンションなどで、駐輪スペースがないために仕方なく共用廊下や部屋の玄関前などのスペースなどに駐輪しているマンションを見かけることがありますが、消防法では共用の通路などの避難の支障になる場所に物を置くのは違法とされています。違反とわかっていてもスペースがないので自転車を置いているという状況です。

このようなことを踏まえるとこの条例によって、「住んでいる方の利便性」と「道路環境の改善」「安全で安心な街づくり」というマンションに住んでいる方、近隣の方、街などの環境の改善にもつながっていきます。道路にゴミが散らばっていたり、放置自転車などはどこでも起こりうることなのですが、これらが確実に減る事で、より安全で安心な街になっていきます。

そして通常は、条例が制定されていても罰則がない事によって実際になかなか改善ができない事情もあるのですが、今回の千代田区の条例案には、罰則として悪質な業者には懲役刑を科す内容も盛り込まれるようですので、本気度が伝わってきます。このようなケースでここまで厳しい罰則はほとんど無いのですが、千代田区は区民の安全性、利便性と街の環境改善に真剣に向き合っているという事ではないでしょうか。

千代田区のマンションは災害時の安全確保にも気を使っています

予測できない災害などによってケガをしたり、避難が困難だったりという最悪の事態にそなえておく事は、日常生活を営む上でも安心、安全につながっていきます。

マズローの法則では人間の欲求は5段階あるとされています。
5段階のうち下層階より、生理的欲求→安全欲求→社会的欲求→自我欲求→自己実現欲求とされていて、安全欲求は下層から数えて2番目です。これは危険を避けて安全な暮らしがしたいという欲求です。
この安全を確保するという欲求は優先事項としては譲れない部分でもありますし、誰もが危険を回避して安全な暮らしがしたいと思うはずです災害時の事例として、火災やエレベーターの閉じ込め事故などは、想像しただけでも恐ろしいですね。

千代田区の「安全・安心整備助成事業」では避難通路上の手すり設置、段差解消や、「地震時管制運転装置」・「戸車走行保護装置」が設置されていないエレベーターに装置を設置する場合などに費用の一部を助成をしています。この事業は自主事業として千代田区の公益財団法人「まちみらい千代田」という法人が実施しています。この「まちみらい千代田」は千代田区の快適な居住のための「住宅まちづくり」などに取り組んでいる財団法人です。

実際にはマンションの居住支援などで、マンション管理組合の運営支援やセミナーや建物の維持整備への支援、防災対策への支援などを行っています。具体的にはマンションにプロのアドバイザー(一級建築士、マンション管理士、再開発プランナーなどの資格者)を派遣し、マンションの修繕や管理の運営などの専門的なアドバイスを受けられたり、マンションの防災についても「マンション防災アドバイザー」の派遣で防災計画を策定したり、防災対策の支援を受けることもできます。
そして、エレベーターでの閉じ込めが起こった場合に備えて救助までの間に、普段は腰かけとしても利用できる物資を入れたキャビネットを配付しています。

このように、千代田区の自主事業としての事業も含め「まちみらい千代田」は住宅や産業を通して豊かに生活できるように支援や情報発信など千代田区のマンションの支援を行なっているのです。

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