記事のポイント
・住宅価格の上昇を背景に、36年以上の超長期住宅ローンを利用する人が急増している
・首都圏の新築マンション購入者では約3人に1人が36年以上の返済期間を選択している
・返済期間を延ばすことで毎月の返済額は抑えられる一方、総返済額や金利変動リスクは大きくなる ・都心3区のマンション購入では「借りられる金額」より「安心して返済できる金額」が重要
・住宅ローンはマンション選びと同じくらい慎重に考える必要がある

都心でマンションを探していると、「価格が高くなったな」と感じる方は多いのではないでしょうか。 千代田区 港区 中央区 では、新築マンションだけでなく中古マンションも高い価格帯が続いています。 その結果、大きく変わったものがあります。 それが住宅ローンです。 少し前までは35年返済が一般的でした。 ところが現在は、 40年 45年 50年 という超長期ローンを利用する方が急速に増えています。

1. 急増する「超長期住宅ローン」の背景と毎月の返済額における変化

首都圏の新築マンション契約者では、36年以上の返済期間を選択した人が約3人に1人となり、前年から大きく増加しました。 背景にあるのは、住宅価格の上昇です。 マンション価格が上がれば、借入額も増えます。 さらに2026年7月現在は住宅ローン金利も以前より高い水準となっています。

そのため、返済期間を長くして毎月の返済額を抑える という選択をする人が増えているのです。 例えば、35年返済では毎月の返済が厳しい。 しかし50年返済にすると返済額が下がり、希望するマンションを購入できる。 こうしたケースは珍しくありません。

2. 超長期ローンのメリットと知っておくべき潜在的リスク

もちろん、超長期ローンそのものが悪いということではありません。 毎月の返済負担を軽くすることで、 子育て 教育費 生活費 とのバランスを取りやすくなるというメリットがあります。 しかし一方で、知っておきたいポイントもあります。 返済期間が長くなるほど、 総支払利息は増える傾向があります。 また、返済開始直後は元本が減りにくく、住宅価格が下落した場合には、売却価格より住宅ローン残高の方が多くなる「オーバーローン」となるリスクもあります。

さらに、返済期間が長いということは、 金利変動の影響を受ける期間も長くなるということです。 現在は変動金利を選ぶ方が多い状況ですが、 将来の金利動向によっては返済額に影響が出る可能性もあります。 だからこそ、「毎月払えるから大丈夫」だけでは判断できません。

3. 都心3区で後悔しないための資金計画と「安心できる返済額」の基準

都心3区のマンションは資産価値が高いと言われます。 実際に、 千代田区 港区 中央区 は全国でも流動性の高いエリアです。 しかし、住宅ローンの返済計画と資産価値は別の話です。 どんなに人気エリアでも、無理な借入をしてしまえば家計への負担は大きくなります。 株式会社MIRABELLでも、「銀行がこれだけ貸してくれるので、この価格帯を考えています。」 というご相談をいただくことがあります。

その際に私たちが伝えているのは、借りられる金額ではなく、 安心して返済できる金額を基準に考えましょう、ということです。 マンションを購入すると、住宅ローンだけではありません。 管理費 修繕積立金 固定資産税 火災保険 将来的なリフォーム費用 なども必要になります。

さらに、 教育費 老後資金 車の買い替え 親の介護 など、人生にはさまざまな支出があります。 住宅ローンだけに家計を合わせてしまうと、将来の選択肢が狭くなってしまうこともあります。 また最近では、 金融機関側も50年ローンなどの商品を積極的に取り扱うようになっています。

選択肢が増えたこと自体は良いことですが、 利用できることと、 利用した方が良いことは同じではありません。 特に千代田区・港区・中央区のような高額マンション市場では、 購入後も安心して暮らせることが何より重要です。 住宅は、人生で最も大きな買い物になる方がほとんどです。 だからこそ、マンション選びだけではなく、 住宅ローン選びにも十分な時間をかけることが、後悔しない住まい選びにつながります。

住宅価格の上昇を背景に、36年以上の超長期住宅ローンを利用する人が急速に増えています。 返済期間を延ばすことで毎月の返済負担は軽減できますが、 総返済額の増加 オーバーローン 金利変動リスク なども考慮する必要があります。 都心3区でマンションを購入する際は、 「銀行が貸してくれる金額」 ではなく、 「将来も安心して返済できる金額」 を基準に資金計画を立てることが大切です。

Q1. 50年住宅ローンは珍しくありませんか?
A. 現在では超長期住宅ローンの利用が増えており、首都圏新築マンション購入者の約3人に1人が36年以上の返済期間を選択しています。

Q2. 返済期間を長くするメリットは何ですか?
A. 毎月の返済額を抑えやすくなります。その一方で、総返済額が増える傾向があり、返済期間も長くなります。

Q3. 住宅ローンを選ぶ際に最も大切なことは?
A. 借入可能額だけではなく、管理費や修繕積立金、将来のライフプランも含めて、無理のない返済計画を立てることが重要です。


株式会社MIRABELL
千代田区マンション情報館
小川 勝

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