2023/12/19 21:00  ⽇本経済新聞  電⼦版

静岡県南伊⾖町は19⽇、解体⼯事仲介サービスのスタートアップ、クラッソーネ（名古屋市）と空き家対策で連携協定を結んだ。解体の概算費⽤や⼟地売却査定額を提⽰する同社の⾒積もりサービスを紹介するほか、空き家処分の進め⽅に関する印刷物を配布する。官⺠連携で空き家対策に取り組む。

同社が運営する「すまいの終活ナビ」で、スマートフォンなどから⼟地建物の⾯積や接する道路幅などの条件を⼊⼒すると、解体費⽤や⼟地売却価格の概算額が算出される。費⽤や売却額がつかめることで、空き家所有者の判断を後押しする。解体⼯事業者の選定でも、同社が⼿掛けるマッチングサービスの活⽤を促す。

クラッソーネが⾃治体と連携協定を結ぶのは静岡県では富⼠宮市、牧之原市に次いで3番⽬。岡部克仁町⻑は「空き家所有者が必要な情報を得やすい環境を整備し、空き家対策を推進する」とコメントしている。

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