6月のホテル客室単価が過去最高を記録！投資家にとってのチャンスと課題

こんにちは、ホテル投資を検討しているファンドマネージャーや投資家の皆さん。2024年6月の国内ホテル市場は、非常に好調な結果を見せました。特に、客室単価が過去最高を記録したことが大きな話題となっています。今回は、この市場動向について詳しく解説し、投資判断に役立つポイントをまとめてみました。

6月のホテル客室単価と稼働率

2024年6月の国内ホテルの平均客室単価は、前年同月比17.2%増の1万9285円となり、これは1996年の調査開始以来、6月としては最高の数値です。また、稼働率も前年同月比2.1ポイント増の75.2%と高い水準を維持しています​。このデータからも、国内のホテル市場が引き続き強い需要に支えられていることがわかります。

訪日観光客が支える市場

特に注目すべきは、訪日観光客の増加がこの高い稼働率を支えている点です。日本政府観光局（JNTO）によると、6月の訪日観光客数は313万5600人と、前年同月比で51%増加しました。この数値は、単月としては1964年の調査開始以来で最多となっており、観光業界にとっては明るい兆しです​。

6月には円安が大きく進み、特に欧米やアジアからの観光客が増加しました。東京外国為替市場で一時1ドル=161円台まで下落したこともあり、日本国内での旅行が非常に割安に感じられたため、多くの観光客が日本を訪れたのです。この状況が、国内ホテル市場の強い需要を支えています。

地方市場の現状と課題

一方で、地方のホテル市場にはやや厳しい現実が見え隠れしています。東北地方や中国・四国地方では、国内宿泊客の需要が一服しており、稼働率が前年同期を下回る結果となりました。東北地方では1.8%、中国・四国地方では0.6%の減少が見られ、客室単価の伸びも一桁台にとどまっています​。これらのデータは、地方のホテル市場が都心部とは異なる動向を示していることを示唆しています。

投資家にとってのチャンスとリスク

このような市場動向を踏まえると、ホテル投資を検討する際には、投資先の立地やターゲット客層を慎重に見極める必要があります。都心部や主要観光地では、訪日観光客の増加を背景に、引き続き高い稼働率と客室単価の上昇が期待できるでしょう。特にインバウンド需要をターゲットにしたホテルは、今後も安定した収益が見込める可能性があります。

一方で、地方のホテル市場は投資の難易度が高いと言えます。国内宿泊客の需要が減少傾向にある中で、地方ホテルへの投資を検討する場合は、観光資源の有無や地域特性を十分に考慮し、リスクを最小限に抑える戦略が求められます。

まとめ

住宅購入で無理のない資金計画を立てる事は、将来の暮らしを変えるポイントとなるので、わからない事などあった際には、是非ご相談ください。

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