2023/3/20 15:11  ⽇本経済新聞   電⼦版

2024年に開業予定の「ニューワールド・ラ・プルーム・ニセコ・リゾート」(イメージ)

【⾹港=⽊原雄⼠】⾹港で国際的なスノーリゾートとして知られる北海道ニセコ地区への投資がブームになっている。不動産⼤⼿、新世界発展系のホテルが運営する⾼級リゾートに加え、別の⾹港系企業がかかわる複合施設やコンドミニアムが2024年ころ相次いで完成する予定だ。不動産価格の値上がりを期待した投資資⾦が流れ込んでいる。

新世界傘下のローズウッド・ホテル・グループが運営する「ニューワールド・ラ・プルーム・ニセコ・リゾート」は24年夏に開業する予定。3⽉から⾹港投資家向けに分譲を始めた。販売価格は最低403万⾹港ドル(約6800万円)で、⾃⾝が滞在したり⼀般客向けに貸し出したりできる。

⾹港の著名実業家・李嘉誠⽒の次男である李沢楷(リチャード・リー)⽒が率いるグループは「パークハイアットニセコHANAZONO」を20年に開業し、別のホテルや別荘地も開発し ている。いずれも24年の完成をめざす。

ホテルや商業施設などで構成する⼤型複合施設「アルクザカストリート」やコンドミニアム「ザ・パビリオンズ・ニセコリゾート」も⾹港系の企業が開発にかかわる。

ニューワールドの分譲を⼿がける不動産仲介会社リストインターナショナルリアルティの担当者は「ニセコはパウダースノーが楽しめ、北海道新幹線の延伸計画もある。世界のスノーリゾートに⽐べると不動産価格は安い」と話す。新型コロナウイルス対策の規制撤廃で⽇本に関⼼を向ける⾹港の富裕層を取り込む。

ニセコでは不動産の値上がりを期待した投機マネーが流⼊し、ホテルの分譲価格が3年で1.5 倍に跳ね上がったケースもあるという。ニセコがある倶知安町の商業地の基準地価は2年で20%上がった。

住宅購入で無理のない資金計画を立てる事は、将来の暮らしを変えるポイントとなるので、わからない事などあった際には、是非ご相談ください。

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