【記事のポイント】

・2025~2026年に複数の売出履歴を確認
・44.21㎡では6,000万円台から8,000万円台まで価格差がある
・2025年7月には44.21㎡・3DKで6,750万円
・2025年10月には同面積・3DKで6,500万円
・2026年5月には44.21㎡で6,280万円
・2026年6~7月には44.21㎡・2LDKで8,199万円
・公開履歴の多くは売出価格であり、成約価格ではない

中古マンションを検討するとき、「このマンションは以前いくらで売られていたのか」は大切な確認事項です。
麻布狸穴ナショナルコートについて近年の公開売出履歴を調べると、同じ44.21㎡でも価格にかなりの幅があります。


まず2025年。
公開情報では、2025年7月に3階・44.21㎡・3DKが6,750万円。
2025年10月には同面積・同じ3DKで6,500万円という売出履歴があります。
2026年になると、3階・44.21㎡について3月に6,180万円、4~5月には6,280万円の売出履歴があります。
そして2026年6~7月には、同じ44.21㎡・3階の2LDKが8,199万円で売り出されています。
今回の販売資料でも8,199万円となっています。
つまり、同じ44.21㎡でも6,000万円台から8,000万円台までかなり価格差があります。


なぜでしょうか。
公開情報だけでは、すべての理由は分かりません。
ただし今回の住戸は、新規リノベーションが予定されています。
2026年9月19日に完了予定で、キッチン、浴室、洗面、トイレ、床、建具など幅広く更新される予定です。
リノベーション前の住戸と、リノベーション後の住戸では、販売価格に差が出ることがあります。
また、間取りも3DKと2LDKでは違います。販売主体や取得コストなども価格に影響します。


さらに別の住戸を見ると、2026年5~6月には54.43㎡・4DKが8,180万円、2026年7月には67.15㎡・1Rが1億8,550万円という売出履歴もあります。
このように住戸サイズや用途、階数によって価格帯は大きく異なります。


ここで非常に大切なのが、「売出価格」と「成約価格」を区別することです。
今回確認した公開履歴は、基本的に過去に市場へ出された販売価格です。実際にその金額で売買契約が成立したことを示す数字ではありません。

大京穴吹不動産の公開データも、過去の売出情報をもとにしたもので実際の価格を保証するものではないと明記しています。
たとえば6,750万円で売り出されたからといって、6,750万円で成約したとは限りません。
逆に、8,199万円という現在価格も、その価格で成約するかどうかは分かりません。


また、AIによる参考相場価格を掲載しているサイトもあります。
イエシルでは2026年7月時点で参考相場価格2,146万円~6,743万円としています。
マンションナビでは推定売買価格相場5,090万円~5,490万円としています。
一方、実際の2026年の売出価格には44㎡で8,199万円、54㎡で8,180万円などがあります。
これを見ると、AIや統計による参考価格をそのまま個別住戸の適正価格として使うことが難しいことが分かります。


中古マンションの査定では、同じマンション・近い面積・同じ程度の階数・近い方角・室内状態・リノベーション内容・売出時期などを揃えて比較することが重要です。
今回の住戸は44.21㎡・3階・2LDK・角住戸。室内は新規リノベーション予定です。
ですから、単純に過去の6,000万円台事例と比較して「高い」と判断することも、逆に現在の8,199万円をそのまま市場価値とみなすことも適切ではありません。


また、将来価格が上がるかどうかも分かりません。
麻布台ヒルズや周辺再開発など街の変化はありますが、マンション価格は金利、築年数、管理状態、需給など多くの要因で動きます。
購入判断では、街の将来性だけではなく、建物そのものと現在の価格を冷静に見る必要があります。

A. 公開情報だけでは差額の理由を完全には確認できません。今回の住戸は2LDKへリノベーション予定であり、過去の3DKとは内装・間取りなどが異なります。販売主体や市場環境も違います。

A. いいえ。現在の売出価格です。実際の成約価格は現時点では分かりません。

A. 44㎡前後では高い売出価格が出ていることは確認できますが、住戸条件やリノベーション状態が違うため、マンション全体が一定率で上昇したとは断定できません。

A. AI相場は過去データをもとにした参考値です。個別のリノベーション、階数、向きなどを十分反映できない場合があります。購入判断では、条件の近い直近事例を個別に比較する必要があります。

麻布狸穴ナショナルコートの近年の売出履歴を見ると、
44.21㎡で6,000万円台から8,000万円台
54.43㎡で8,180万円
67.15㎡で1億8,550万円
など、かなり幅があります。


この価格差は、中古マンションが「面積だけでは決まらない」ことを示しています。
現在販売中のお部屋は44.21㎡・2LDK、新規リノベーション予定です。
過去の数字だけで判断せず、立地、建物管理、新耐震適合、修繕履歴、室内リノベーション、現在の競合住戸、過去の販売履歴をまとめて比較することをおすすめします。


株式会社MIRABELL
千代田区マンション情報館
小川 勝

売り出し中のお部屋についてはお気軽にお問い合わせください。
(詳しい資料請求・内見など)

高騰する億ション市場における購入・売却・資産戦略についても、お気軽にご相談ください。

電話:080-6794-3089(担当:小川)
メール:ogawa@mirabell.co.jp
WEB:https://chiyodaku-mansion.net/