オリックスによるアパートメントホテル事業への本格参入

千代田区マンション情報館です。
都心の不動産市場を見ていると、ここ数年で「ホテルのかたち」が確実に変わってきていることを感じます。
その流れを象徴するニュースが、オリックスによるアパートメントホテル事業への本格参入です

記事によると、オリックス傘下のオリックス・ホテルマネジメントは、
中長期滞在向けのアパートメントホテル事業を開始すると発表しました

2026年7月ごろ、東京・台東区浅草に「クロススイーツ東京浅草」を開業予定としています

今回開業する「クロススイーツ東京浅草」は、新築ではなく、既存ホテルをリノベーションして活用する計画です

主な概要は以下の通りです。

  • 客室数:78室
  • 1室あたりの利用人数:2〜6人
  • 宿泊料金:1室あたり最安値で2万円前後を想定

ファミリーやグループなど、複数人での滞在を前提とした設計になっている点が特徴です

施設内には、

  • ボードゲーム
  • モニター

を備えたラウンジを設置し、
折り紙体験などのイベントを定期開催する予定とされています

単なる宿泊施設ではなく、
宿泊者同士の交流を促す仕掛けを組み込んでいる点は、
従来型ホテルとは一線を画すポイントです。

記事では、アパートメントホテルの特徴についても整理されています。

  • 連泊利用が多い
  • 室内清掃の頻度を抑えられる
  • 少人数のスタッフで運営しやすい

といった点から、
運営効率の面でメリットがあると説明されています

また、欧米からの訪日客は
比較的長期滞在する傾向があり
キッチンや洗濯乾燥機を備えたアパートメントホテルへのニーズが高いことも指摘されています

この分野は、オリックスが初めてというわけではありません。

  • 2024年:日鉄興和不動産
  • 2025年:東急

といった大手企業も、アパートメントホテルを新規開業しています

つまりこれは、一社だけの試みではなく、業界全体としての明確な流れだと言えます。

同社は、「10年以内に客室数1万室を目指す」とし、新築だけでなく既存ホテルのリノベーションも活用しながら、大阪・京都などインバウンド需要が高い地域を中心に出店を増やす考えを示しています

2025年11月時点で、同社は28施設・6,717室を運営しているとのことです

この話題は、「浅草のホテルが増える」という単純なニュースではありません。

ポイントは、既存不動産をどう再定義して使うかという点です。

  • 新築ではなくリノベーション
  • 短期滞在ではなく中長期滞在
  • ホテルと住宅の中間的な位置づけ

こうした考え方は、都心不動産全体の使われ方が、より柔軟になってきていることを示しています。

千代田区では、住宅・オフィス・ホテルの用途が厳格に整理されている一方で、
「どう使われる不動産か」という視点は、資産価値を考えるうえで無視できません。

今回の浅草の事例は、インバウンド需要 × 不動産活用
という文脈で、都心不動産の一つの方向性を示していると言えます

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千代田区マンション情報館では、このようなニュースを「ホテル業界の話」で終わらせず、
都心不動産の使われ方・評価のされ方がどう変わっているか
という視点で整理しています。

価格や利回りだけでなく、

  • 誰が
  • どんな目的で
  • どれくらいの期間使うのか

そうした背景を読み解くことが、
都心不動産を考えるうえで、ますます重要になっています。