相続や空き家問題はますます身近なテーマです

「親が住まなくなった後、実家をどうするか」――。
皆さんはご家族と話し合ったこと、ありますか?

日経新聞の最新調査によると、親世代・子世代の7割が“実家じまい”について一度も話し合ったことがないそうです。

団塊の世代が後期高齢者になる2025年以降、相続や空き家問題はますます身近なテーマ。
けれど現実は、「まだ具体的に考えていないから」「話すきっかけがないから」と後回しになりがちなんです。

“実家じまい”とは、親が住まなくなった実家を整理・処分すること。
調査では、親世代・子世代ともに「売却」を希望する人が最も多く、親世代で36.1%、子世代で28.8%でした。

一方、「自分が住みたい」と答えた子世代は13.5%と少なめ。
「家を残しておきたい」という親の想いと、「住む予定はない」という子の現実に差があるのも特徴です。

「話を切り出すきっかけがない」「何から話せばいいかわからない」――。
子世代のこうした回答は、親世代の約1.8倍も多い結果に。
親から切り出しづらいのはもちろん、子もまた同じように “きっかけのなさ” に悩んでいることがわかります。

でも、親が元気なうちに進めないと、介護や病気など突発的な出来事があった時に手続きが大変。
「まだ元気だから大丈夫」ではなく、元気な今だからこそ動き始めるべきなのです。

専門家は、元気なうちに次の4つを話しておくことを勧めています。

  1. 住み続けたい期間や住み替えの希望
  2. 預金通帳・印鑑・保険証券など大切な書類の保管場所
  3. 絶対に残したいもの、譲りたいもの
  4. 誰かに住んでほしいのか、それとも処分していいのか

これらを共有しておけば、いざというときに慌てず、家族間のトラブルも防げます。

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実家じまいの方法として最も多かったのが売却。
最近は、空き家をそのまま放置するよりも早めに現金化して活用する方がメリット大と考える人が増えています。


特に都市部の住宅や土地は需要が高く、資産として有利に動かせる可能性があります。

千代田区マンション情報館でも、不動産売却やリフォーム相談、相続対策などのサポートを行っています。
「売るべきか、残すべきか」「どのタイミングがいいか」といった疑問もお気軽にご相談ください。

実家じまいは、家族の人生設計に深く関わるテーマ。
「まだ早い」と思っているうちに、介護や相続のタイミングは突然やってきます。

  • 親が元気なうちに
  • きっかけがないならこの記事をきっかけに
  • まずは家族で一度、話してみる

それだけで将来の安心度はぐっと高まります。
実家じまいは“家を手放す”ことではなく、家族の未来を守るための大切な準備なのです。