マンションを購入する時などに「マンションの重要事項に係る調査報告書」を一度は見たことがあると思います。これは管理会社が発行する書類で管理に関する重要な内容が記載されています。
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■もくじ

1.マンションの重要事項に係る調査報告書について

マンションを購入する時などには「マンションの重要事項に係る調査報告書」という書類を一度は見たことがあると思います。これは管理会社が発行する書類で管理に関する重要な内容が記載されています。この記載内容を確認しながら、不動産会社が不動産の「重要事項説明書」を作成します。

マンションを購入する方は、不動産の「重要事項説明書」やマンションの「重要事項に係る調査報告書」などの書類を契約時などに目にすると思いますが、マンションを売却する方は「重要事項に係る調査報告書」については見たことがないという事も多いようです。購入する場合には特に重要な内容になりますので、「マンションの重要事項に係る調査報告書」を見るポイントをお伝えしていきます。

1.管理費等の固定請求月額

一般的には管理費や修繕積立金の他にも専用使用料(駐車場、駐輪場、バイク置き場など)など。
マンションによっては管理費とは別に、警備料やインターネット利用料などを徴収する場合もあります。
毎月の固定費がどれくらいかかるのか把握しておきましょう。

2.売主(売却依頼主)滞納額

売主に管理費等の滞納額がある場合は、買主は義務を引き継ぎますので不動産会社からも説明があると思いますが、遅延損害金も含めて確認しておいてください。

3.マンション全体の滞納額

マンション全体についても管理費等の滞納額が多額な場合には、大規模修繕工事や修繕工事が実施できない可能性や借入が必要になる事もありますので、滞納が長期に渡っている場合、多額な場合には注意が必要です。

4.修繕積立金総額

長期修繕計画書が適切な時期に策定されているのか、策定されている場合の修繕積立金累計額と実際の修繕積立金積立て総額を比較してみてください。長期修繕計画書は5年ごとの策定することになっていますので策定していない場合には、修繕計画自体を見直さなければならず修繕積立て総額が適切であるのかの判断がしずらくなります。

 5.管理費等の改定予定

管理費や修繕積立金の改定については、総会で承認され、改定月が分かっている場合などもありますので、管理費等(管理費、修繕積立金)は毎月の支払額が変わってくる事もありますので、確認をしておきましょう。

6.管理規約について

ペットの飼育について、専有部分の事務所使用について、楽器等の演奏について、フローリングへの変更についてリフォームの申請や手続きについて、特別な規定がないかなどについて

7.専用使用料関係

駐車場、駐輪場、バイク置き場、その他施設などの空き状況、使用方法、金額、規定などについて

8.テレビ共聴設備、インターネット設備

マンションで利用できるテレビ共聴設備やインターネット設備について。変更になったり設備の選択肢が増えていてても管理会社が書類の情報が更新していないことがありますので、念の為に管理会社に確認をしておきましょう。

9.管理形態

管理員の勤務形態と勤務内容、勤務日や勤務時間、休日はいつなのか、また管理員室の電話番号(FAX番号)などについて

10.大規模修繕工事の予定と過去の修繕履歴

できれば、購入予定の部屋の漏水などの履歴や修繕の履歴などを確認しておくと安心です。

11.過去2、3年分の総会議案書、議事録

できれば、マンション内で特別な懸案事項などがないか確認しておくと安心です。過去に同じような議案が否決されているような場合や、マンションで訴訟などのトラブルを抱えていないかなどについて

12.重要事項調査報告書の発行後に重要な変更はないか

重要事項調査報告書の発行日後に、総会が開催され、重要な議案が可決されている場合もありますので、念のため金額に関する事や、専用使用関係(駐車場、駐輪場、バイク置き場などの空き状況)などについて

このようにマンションの「重要事項調査報告書」はマンションで生活をしていく上での大切な内容となっておりますので、事前に確認をしておきましょう。不安な時などには、不動産会社に相談をして管理会社に確認をしてもらう事で安心につながっていきます。

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