その2: バブルは崩壊するのか?今後の市場見通し
2.1 報道によるバブル崩壊の可能性
新築マンション市場における価格高騰が続いた一方で、そのバブルが崩壊するのもまた報道がきっかけとなるかもしれません。2024年の販売データを見る限り、新築マンションの販売戸数が減少し、在庫が増加している状況です。特に、2023年8月と比較して、2024年8月時点では約400戸多い5110戸が市場に残っており、販売在庫の増加が確認されています。
こうした状況が続くと、投資家の熱が冷め、次第に「先安感」が広がる可能性があります。先安感とは、今後の価格が下がるという見込みによって、投資家が市場から撤退し、マンション価格が落ち着く現象を指します。これが起こると、市場は健全化し、自宅を購入しようと考えていた一般層が焦らずに物件を探すことができるようになるでしょう。
2.2 中古マンション市場は好調を維持
一方で、中古マンション市場は堅調に推移しています。2024年8月までのデータによると、中古マンションの販売戸数は前年同月比で4%増、価格は9%増と、価格も取引数も順調に増加しています。これは、新築マンション市場での高騰に伴い、手頃な価格で購入できる中古マンションに需要がシフトしているからだと考えられます。
中古マンション市場では、特に築年数の浅い物件や好立地の物件が人気を集めており、値下げ交渉もほとんど行われずに取引が成立するケースが増えています。これにより、中古マンションの価格上昇が続く可能性が高いとされています。
2.3 今後の投資戦略と市場の健全化
これからの不動産市場では、投資家が引き続き市場を牽引する一方で、一般消費者にもメリットがもたらされる可能性があります。新築マンション市場のバブルが冷え込み、市場が落ち着きを取り戻すことで、マンション購入を検討している人々にとっては、焦らずに物件を選ぶ余裕が生まれるでしょう。
とはいえ、価格が急落する可能性は低く、高額帯の物件は今後も強気の価格設定が続くと見られます。そのため、不動産に興味がある40代の男性読者には、今後の市場動向を冷静に見極めつつ、投資や購入を検討することをお勧めします。
マンション市場がどのように動いていくか、今後も目が離せない状況が続きそうです。
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