1. 北海道のホテル市場が熱い理由とは?
近年、北海道のホテル業界が盛り上がりを見せています。2023年には宿泊者数が約3963万人と過去最高を記録し、特にインバウンド(訪日外国人)や道外からの観光客が増加中です。観光地としての北海道の魅力が再評価され、ホテルチェーン各社が積極的に投資を進めています。
2. アパホテルの戦略:選択と集中
アパホテルは、「選択と集中」を掲げて札幌市を中心に投資を進めています。元谷一志アパグループCEOによれば、札幌駅前には318室のリゾート型ホテルを建設予定で、ビジネス客だけでなく観光客も取り込む計画です。大浴場やプールといった観光客向けの施設を充実させることで、インバウンド需要をさらに引き込む狙いです。
さらに、アパホテルは道内でのインバウンド割合が約17%と比較的高く、今後この割合を全国平均に引き上げることで、収益性の向上を見込んでいます。また、札幌市内では既に9棟のホテルを展開しており、今後もさらなる拡大を計画しているとのことです。
3. ベルーナの挑戦:北海道での成長を目指す
一方、ベルーナも北海道でのホテル事業に力を入れています。既に展開している「札幌グランベルホテル」や「すすきのグランベルホテル」は、収益性が非常に高く、1ヶ月の売上は1部屋あたり50万円を超えています。これにより、ベルーナは北海道を収益の柱と位置づけ、リノベーションや新規開業に積極的です。
例えば、定山渓ビューホテルでは高級フロアを設け、国内外の富裕層をターゲットにした施策を進めています。また、2025年4月には札幌駅近くに全605室の「SAPPORO HOTEL by GRANBELL」を開業予定で、インバウンドや中間層をターゲットにした戦略を展開中です。
4. 北海道の魅力と今後の展望
北海道はその豊かな自然や観光資源で、多くの観光客を引き付けています。知床や宗谷岬といった有名観光地はもちろん、今後は北海道新幹線の札幌延伸により、さらなる宿泊需要が見込まれています。アパホテルは、特に若年層や学生の利用増加を期待しており、また半導体メーカーのラピダス進出による経済効果にも注目しています。
ベルーナも、帯広エリアに都市型ホテルを建設する計画を進めており、出張客などビジネス利用を見込んでいます。北海道内の観光需要は、季節によって変動しますが、両社ともその特性をうまく活用し、今後も成長を続ける見込みです。
5. まとめ
アパホテルとベルーナは、北海道という魅力的な観光地でのホテル事業に大きな期待を寄せています。インバウンド需要を取り込みつつ、国内外の観光客を引き寄せるための戦略を展開中です。
不動産に興味のある40代男性にとって、ホテル業界への投資や市場の動向を注視することは、今後のビジネスチャンスを見つける手がかりになるかもしれません。北海道のホテル市場、これからが見逃せないですね!
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