家賃高騰の背景と、それがもたらす今後の市場展望について
解説していきます
「都内の家賃、ついに“4,553円/㎡”突破!なぜ今、分譲マンションの賃料が上がり続けているのか?」
不動産オーナーやマンション投資を検討している方にとって、大きなニュースが飛び込んできました。
2025年3月、首都圏の分譲マンション賃料が過去最高を更新し、1㎡あたり3,714円(前月比+2.0%)に到達。
東京都内では、さらに上昇し、**23区の平均賃料は4,553円/㎡(+2.3%)**という驚きの水準になっています。
今回は、家賃高騰の背景と、それがもたらす今後の市場展望について解説していきます。

1. なぜ今、マンションの賃料が上がっているのか?
東京カンテイの調査によれば、賃料上昇の背景には以下の要因があります:
- ✅ 人件費・修繕費などのコスト上昇
- ✅ 更新・新規契約時にコスト転嫁
- ✅ 3月の引越し需要(就職・進学・転勤)による競争激化
特に日本では、契約期間中の家賃改定が難しいため、「更新時」や「新規契約時」に一気に価格調整される傾向があります。
2. 築年数が“若返り”も影響?
東京都の平均築年数は20.7年から19.9年へとやや若返り。
新しい物件が市場に出てきたことで、相場全体を押し上げる要因にもなっていると考えられます。
「古い物件でもしっかりリフォームしていれば、高賃料で貸せる時代」とも言えます。

3. 都県別で見る賃料水準(2025年3月)
地域 | 平均賃料(円/㎡) | 前月比 |
---|---|---|
東京23区 | 4,553円 | +2.3% |
東京都全体 | 4,393円 | +2.1% |
神奈川県 | 2,727円 | +1.5% |
千葉県 | 2,106円 | +1.6% |
埼玉県 | 2,202円 | +0.2% |
4. 将来的にどうなる? “賃料ピーク”はまだ先か
今後の見通しとしては:
- 💡 短期的には賃料の伸びは続く可能性が高い
- ⚠ ただし、物価高や家計圧迫によって借り手の耐性が限界に近づく懸念も
東京カンテイの高橋氏は「家賃は物価に遅れて上昇する傾向があるが、生活コストが上がり続けると“値上げ余地”は絞られる」と指摘。
つまり、“上がる余地”はまだあるが、限界も近づきつつある状況です。
5. 不動産オーナー・投資家へのアドバイス
現在、東京の分譲マンションは「売ってもよし」「貸してもよし」という極めて安定した資産になっています。
こんなときだからこそ:
- ✅ 売却益を狙うなら、“価格が上がっている今”がチャンス
- ✅ 長期保有でのインカム狙いなら、リフォームや家具付きで付加価値を
- ✅ 相続対策・法人化などで節税も検討を
また、築20年以内・駅近・60㎡以上の物件は、賃料も維持しやすく人気が高いため、再投資を考えるならこのゾーンがおすすめです。

まとめ:いま首都圏は「賃料上昇+供給減少」の“ダブル強気相場”
- 賃料は過去最高
- 供給は過去最少(※別記事で解説)
- 資産としての分譲マンションの価値はさらに上昇
2025年は「不動産資産の見直し」と「再投資戦略の見極め」がキーポイントになりそうです。
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