1. 空き家問題が投資のチャンスに?
日本全国で空き家が増加し、社会問題として注目されています。
特に地方や郊外では、使われなくなった家が増えており、総務省のデータによると、2023年時点で全国の空き家は900万戸に達しています。
これにより、一部では「負動産」として捉えられてきましたが、実はこの空き家が新たな投資機会として注目され始めています。
2. 空き家投資ツアーの人気
空き家投資に興味を持つ人々が参加する「空き家投資ツアー」が、全国各地で開催されています。例えば、埼玉県春日部市周辺をめぐるツアーでは、築50年超の古い戸建てを見学し、リフォームして賃貸に回す方法を学びます。
このようなツアーは予約がすぐに埋まるほどの人気で、リフォーム業者が同伴し、現場で必要な工事や費用を見積もり、その場で購入を決めることも多いです。
3. 空き家投資の利回り
投資としての魅力は、何といっても高い利回りです。全国古家再生推進協議会によると、空き家投資案件の表面利回りは年12〜13%に達することがあるといいます。もちろん、不動産会社の仲介手数料や管理費、固定資産税などの諸経費がかかるため、実質的な利回りはやや低くなりますが、それでも十分に魅力的です。
4. クラウドファンディングで広がる投資のチャンス
個人投資家が少額から参加できるクラウドファンディング(CF)も、空き家再生事業に活用されています。神奈川県鎌倉市に本社を置くエンジョイワークスは、1口5万円からの投資を募り、遊休不動産をリノベーションして新たな価値を生み出しています。これにより、地域に新しいビジネスが生まれると同時に、個人投資家にも利益をもたらしています。
5. 空き家関連ビジネスの今後
空き家問題は深刻ですが、それを逆手に取ったビジネスチャンスも増えています。例えば、オリエントコーポレーションは空き家の購入やリフォームに利用できる小口ローンを提供し、1年で1500件の申し込みを受けています。
また、大手金融機関も空き家購入専用のローンを提供し始めており、空き家活用に向けた環境が整いつつあります。
6. 投資リスクと利回りの見極め
空き家投資には高い利回りが期待できますが、その分リスクもあります。リフォーム費用が予想以上にかかったり、思うように借り手が見つからなかったりするケースもあります。
物件の立地や状態によって収益性は大きく変わるため、しっかりとした見極めが必要です。
7. まとめ
「負動産」と呼ばれてきた空き家が、投資の世界では新たなチャンスとして脚光を浴びています。高い利回りを期待できる一方で、リフォーム費用や管理費用といったリスクも存在します。
不動産投資に興味のある40代男性にとって、空き家投資は新たな収益源となる可能性が高いです。物件の見極めをしっかり行い、空き家を「稼げる資産」に変えてみませんか?
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