2023/9/16 2:00 ⽇本経済新聞 電⼦版

JR千葉駅(千葉市)近くの三越千葉店跡に東京建物などが開発する⼤規模マンションの概要が公表された。ホームページが公開され、名称は「ブリリアタワー千葉」となった。2026年4⽉下旬竣⼯、同年8⽉下旬引き渡しの予定だ。千葉駅前は再開発が進み、⼤規模マンションの建設が相次いでいる。

「三越千葉店の継承地、その賑わいと誇りをここに。」というキャッチコピーを掲げ、このほどブリリアタワー千葉の物件エントリーをサイト上で開始した。すでに県内だけでなく東京都など県外からもエントリーがきているという。JR千葉駅から徒歩5分ほどの好⽴地の三越千葉店跡ということから注⽬度が⾼い。

東京建物や野村不動産、中央住宅(埼⽟県越⾕市)、ファーストコーポレーションでつくる「千葉駅東⼝⻄銀座B地区事業者共同企業体」が開発している。建物は⾼さ約80メートルの地下1階、地上23階建てで、3階以上の491⼾が分譲住宅となる。延べ床⾯積は約4万8000平⽅メートル。1〜2階には銀⾏や飲⾷、物販や保育施設を⼊居させる計画だ。地下は駐輪場や建物設備⽤などに使う。

「千葉県内の経営層、シニアの⽅や都内、県内のファミリー層を主に想定している」(東京建物コーポレートコミュニケーション部)といい、間取りは1LDK〜4LDK、専有⾯積は約 34〜160平⽅メートルまで幅広く⽤意した。最上階の23階は全⼾100平⽅メートル以上のプレミアムプランとしている。

在宅勤務が定着するなど⽣活様式が変わっていることに対応し、共有部にはコワーキングスペースや、ランニングマシンなどが置かれるフィットネススペースなども⽤意する。公開時期は未定だが、JR京葉線千葉みなと駅前にモデルルームも建設中だ。

千葉駅近郊では⼤型マンションの開発が進む。2022年初頭には隣駅の京成千葉中央駅に隣接する15階建てで総⼾数約250⼾の「パークホームズ千葉」が完成した。同駅ビルのリニューアルと合わせて話題となった。JR千葉駅近くの千葉パルコ跡でも新⽇本建設などが地上31階建てで約400⼾の「エクセレント ザ タワー」を23年12⽉中旬竣⼯、24年2⽉下旬引き渡しの予定だ。

千葉市主導で千葉駅周辺の再開発が進み、⼤型マンションの完成はその集⼤成でもある。周辺の住⺠は「⾐服から飲⾷まで何でもそろう千葉駅から近く利便性が⾼いが、夜間は治安が気になる」と話す。同市では客引き⾏為等の防⽌に関する条例を制定するなどしているが、ファミリー層などが安⼼して暮らせる取り組みがさらに求められそうだ。

住宅購入で無理のない資金計画を立てる事は、将来の暮らしを変えるポイントとなるので、わからない事などあった際には、是非ご相談ください。

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