最近、未公開資産(プライベートアセット)への注目が急速に高まっています。この記事では、世界の金融機関が積極的に投資を進めるプライベートアセットについて、特徴や利点、そしてリスクをわかりやすく解説します。
プライベートアセットとは?
伝統的な投資資産には、株式や債券といった「パブリックアセット」が含まれますが、これに対して取引所に上場していない資産を「プライベートアセット」と呼びます。
代表的な例として、**未公開株(PE:プライベートエクイティ)**があり、米国の大手投資ファンドKKRやカーライルがこの分野で活躍しています。これらのファンドは企業を買収し、その価値を高めた後に売却や上場で利益を得ます。
市場の拡大と投資の魅力
プライベートアセット市場は、2010年には約3兆ドルだった規模が2024年には13兆ドルを超える見込みです。特にPE(未公開株)が6.4兆ドルと大きな割合を占め、ベンチャーキャピタルや不動産、インフラ投資も急成長しています。
なぜこれほどまでに市場が拡大しているのでしょうか?
その理由の一つは、高いリターンが期待できることです。過去10年間の試算によると、未公開資産を20%組み込んだポートフォリオは、株式と債券だけで構成するものよりも年率1%高いリターンを生み出したそうです。
プライベートアセットのリスクとは?
一方で、未公開資産には流動性の低さという課題もあります。株式のようにすぐに売買できるわけではないため、売りたいタイミングで買い手が見つからないこともあります。また、未公開企業は情報開示が少なく、事業規模が小さいことから、倒産などのリスクも考慮する必要があります。
一般投資家向けの新しい商品
これまでプライベートアセットへの投資は、主に機関投資家や富裕層向けでしたが、最近では個人投資家向けの投資信託も登場しています。野村アセットマネジメントが設定した投資信託では、資産の一部を未公開企業に投資し、1万円程度から購入できるようになりました。
まとめ
プライベートアセットは、伝統的な資産では得られない高いリターンを狙うことができる一方で、流動性や情報開示の面でのリスクも存在します。特に、長期的な視点で資産を運用する機関投資家に人気がある分野ですが、今後は個人投資家にも門戸が開かれていく見込みです。
投資を検討する際は、他の金融商品と同様に自分のリスク許容度をしっかりと見極めることが大切です。未来の資産形成の一環として、プライベートアセットも選択肢に加えてみてはいかがでしょうか?
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