東京23区すべてにおいて中古マンションの平均成約単価が
「1平米あたり100万円」を超えた

── 史上初の事態に投資家が今すぐ知っておくべきこと

こんにちは、千代田区マンション情報館の小川です。
今回は、不動産投資に関心のある方なら誰もが注目すべきニュースをご紹介します。

なんと、2025年6月の段階で、東京23区すべてにおいて中古マンションの平均成約単価が「1平米あたり100万円」を超えたという衝撃のデータが明らかになりました。

この“異常事態”は何を意味しているのか?
今後も価格は上がるのか?
それとも、天井が近いのか?
この記事では、最新データとその背景、そして投資判断のポイントをわかりやすく解説します。

2025年5月時点での東京カンテイのデータによれば:

  • 最も高いのは千代田区(218万円)
  • 続いて港区(210万円)、渋谷区(180万円)
  • 最も低かった葛飾区(103万円)や足立区(105万円)でもついに100万円超え

つまり、都心の超高級エリアと、これまで“庶民派”とされていたエリアの差が一気に縮まったという現象が起きているのです。

これは不動産の専門家の間でも「価格の均質化が極端すぎる」として話題になっています。

この“全区100万円超え”というインフレ的状況には、複数の背景があります。

① 外国人投資マネーの流入

  • 特に香港・台湾・中国本土からの富裕層が都心のタワマンを次々購入
  • 資産の“避難先”として東京の不動産が選ばれている

② 建築コストの上昇

  • 賃金高騰・資材価格の上昇・人手不足により、新築供給は減少
  • その結果、中古マンションの需要が集中

③ 日銀の金融緩和の継続

  • 長期金利が依然として低水準にあることで、住宅ローンの借入コストが低く抑えられている
  • 実需・投資いずれの需要も加速

23区平均が100万円を超えたとはいえ、やはり以下の3区は圧倒的な存在感です:

  • 千代田区:218万円/㎡(前年比+10.1%)
  • 港区:210万円/㎡(前年比+7.7%)
  • 渋谷区:180万円/㎡(前年比+6.5%)

これらのエリアでは、国内外の企業経営者・資産家・ファンド投資家がこぞって購入に動いており、キャッシュ購入が目立つ点も特徴的です。
つまり、「金利上昇リスク」すら価格に織り込まれていない、圧倒的な“現金主導”のマーケットです。

これまで1平米80〜90万円台で推移していた、いわゆる「庶民派エリア」でも価格が100万円を超えています。
これは、都心価格の高騰により「次善の選択」として郊外需要が高まったためです。

しかし、これが需給による本質的な価格上昇なのか、それとも一時的なバブルなのかは慎重な見極めが必要です。

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価格が高騰している今、「買い時を逃した…」と感じる方も多いでしょう。
しかし、富裕層の不動産戦略において重要なのは“価格の絶対値”よりも“資産価値の維持力”です。

◎ 今こそ「資産性×流動性」で選ぶ

  • 千代田・港・渋谷は価格が高くても、流通性・価値維持性が段違い
  • 築年数・眺望・管理状況など個別要素の吟味が重要

◎ “郊外物件の見極め”が差をつける

  • 葛飾・足立・板橋でも、駅近・角地・再開発エリアであれば“あり”
  • 一方で、築古・駅遠は出口リスク大

東京23区全域で1平米100万円超え――
これはたしかに“異常事態”ではありますが、それは同時に資産価値が都内全体に広がっていることの裏返しでもあります。

特に富裕層にとって、不動産は「住まい」であり「投資先」であり、時には「相続対策」でもあります。
だからこそ、“高くても意味がある物件”をしっかり見極めていくことが大切です。

私たち千代田区マンション情報館では、都心エリアを中心に資産価値の高い物件をご紹介しています。
投資・購入・相続いずれのご相談も、お気軽にどうぞ。