民泊は増えているのに、「やりにくくなっている」という
不思議な状況が起きています。

千代田区マンション情報館です。
最近、民泊に関する相談が少し変わってきました。 「民泊って、まだいけますか?」という質問が、「規制、大丈夫ですか?」に変わっています。 実際、全国的に民泊の数は増えています。訪日客も増えています。需要は、はっきりあります。ただ同時に、民泊を取り巻くルールは確実に厳しくなっています。
1. エリアごとに異なる「行政との相性」が成否を分ける
エリアごとに、民泊の扱いが大きく違う時代です。 今の民泊は、「日本全国どこでも同じ条件」ではありません。
自治体ごとに、営業日数の制限があったり、新規の受付を止めたり、ルールはかなりバラバラです。同じ東京都内でも、区が違えば条件が違う。大阪や京都では、さらに状況が変わる。 民泊は、立地だけでなく「行政との相性」も重要になっています。
2. 事業者を襲う「想定外」の事態と用途変更の現実
事業者も「想定外」に振り回されています。 民泊向けとして建設や投資を進めていた物件が、完成前に「そのやり方では運営できない」という状況になるケースも出ています。
実際に、民泊として使えない場合は賃貸住宅に切り替える、という判断をする事業者もいます。民泊一本で考えるのは、リスクが高くなってきている、というのが現実です。
3. 苦情の増加が招く「エリア全体の規制」というジレンマ
苦情が増えると、規制は強くなる。 民泊が増える一方で、
- 騒音
- ごみ
- マナー こうした問題も、各地で増えています。
住民からの声が増えれば、行政は動かざるを得ません。結果として、「一部の問題」が「エリア全体の規制」につながる。これは、民泊に限らず都市部ではよくある流れです。
4. 正直者が損をしないために。今の民泊が抱える課題
規制が強くなると、別の問題も出てきます。 ルールを守ってきちんと運営している事業者ほど、撤退を考えざるを得なくなる。一方で、ルールを無視した違法な民泊が残ってしまう。
結果として、街としてはあまり良い状態とは言えません。このバランスの難しさが、今の民泊を取り巻く大きな課題です。

5. 不動産オーナーが将来を見据えて考えるべき3つのポイント
これから民泊を考える場合、大切なのは以下の3点です。
- そのエリアで本当に民泊が可能か
- 将来、ルールが変わっても対応できるか
- 賃貸や他用途に切り替えられるか
「今、できるか」だけでなく、**「数年後も成立するか」**を考える必要があります。
6. 都心3区の価値は「使い道の柔軟さ」で決まる
都心3区では、「使い道の柔軟さ」が価値になります。 千代田区・港区・中央区では、
- 民泊
- 賃貸
- セカンドハウス 用途を切り替えられる物件ほど、リスクが低く、評価されやすい傾向があります。
一つの使い方に依存しない。これが、これからの都心不動産の重要な考え方です。
7. まとめ:求められているのは収益性より「継続性」
民泊は、「儲かる・儲からない」より「続けられるか」が問われています。 需要があるのは事実。でも、ルールは変わる。
この前提に立って不動産を考えることが、今の時代には欠かせません。
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