皆さん、アコーホテルズってご存じですか?

フランスの大手ホテルチェーンで、世界中に5,500軒以上のホテルを展開している企業です。高級ホテルからビジネスホテルまで、実に45以上のブランドを運営しているんです。でも、日本では「ノボテル」や「イビス」といったブランドを知っている人はいても、アコーそのものを知っている人は少ないかもしれません。

そんなアコーが最近、日本国内で大きな動きを見せています。2024年4月1日に、リゾートホテル「グランドメルキュール」と「メルキュール」を国内で一斉に22軒も開業したんです。この動きで、アコーが日本国内で運営するホテルの数は一気に46軒まで増え、これまでの倍近くになりました。

しかし、これらのホテルは、アクセスが少し不便な場所にあることが多いんです。

例えば、「グランドメルキュール奈良橿原」に行くには、関西国際空港から電車で1時間半ほどかかります。他にも「グランドメルキュール浜名湖リゾート&スパ」や「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」など、都市部からはちょっと遠いところに位置しています。

でも、これって実はアコーの戦略の一環なんです。「はなれ旅」というコンセプトで、都市の喧騒から離れた場所で、自然や文化を楽しむ旅を提案しているんです。例えば、浜名湖では無人島をカヤックで巡る冒険体験ができたり、南房総では森の中を散策するセラピーウォーキングが楽しめたりと、ユニークな体験を提供しています。

アコーが目指すのは、地方の魅力をインバウンド客に発信することで、オーバーツーリズム(観光公害)を解消することです。実際、インバウンドの旅行者は、最近では都市部よりも地方の観光地を好む傾向が強まっているそうです。この流れに乗って、アコーは地方のリゾートホテルで新たな集客を狙っているわけですね。

さらに、アコーの集客を支えているのが「ALL-Accor Live Limitless(ALL)」というロイヤルティプログラムです。このプログラムは、ホテルの利用に応じてポイントが貯まり、サッカー観戦やオペラ鑑賞などの特典と交換できるんです。特にオーストラリアでは人気が高く、「5人に1人が会員」というほどの普及率なんですって。日本でも楽天ポイントとの連携を始めており、これから会員数が増えていくことが期待されています。

もちろん、国内での認知度はまだまだこれからですが、アコーは日本市場での存在感を確実に高めていると言えるでしょう。不動産投資に興味がある皆さんにとっても、このようなグローバルなホテルチェーンの動向は注目に値するものです。これからのアコーホテルズの展開に、ぜひ注目してみてください。

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