こんにちは、都内のマンション売却を考えている皆さん。今回は、中古マンションの売却を検討する際に注意すべき税金についてお話しします。都心部のマンション価格が高騰している今、売却を考えている方も多いかもしれませんが、売却益にかかる税金についてもきちんと理解しておくことが重要です。
都心部の中古マンション価格が高騰中
まず、都心部の中古マンション価格は大きく上昇しています。不動産調査会社の東京カンテイの資料によれば、2024年6月の東京都心6区(千代田区、中央区、港区、新宿区、文京区、渋谷区)における中古マンションの平均希望売り出し価格は、70㎡あたり1億2058万円と、17カ月連続で上昇しています。このような価格の上昇は、売却を検討する大きな動機となるでしょう。
売却時の税金に注意
しかし、売却を決める前に注意が必要なのが、譲渡所得(売却益)にかかる税金です。マンションの保有期間によって、課税される税率が大きく異なります。保有期間が5年以下の場合、所得税や住民税を合わせた税率は39.63%となり、売却益の約4割が税金として納めなければなりません。
一方、保有期間が5年を超えると、税率は20.315%に下がります。このように、保有期間が5年を超えるかどうかで、税金に大きな差が出るため、売却を検討する際には保有期間をしっかり確認しましょう。
特別控除や軽減税率の活用
また、マンション売却時には特別控除や軽減税率を活用できる場合があります。例えば、自宅を売却する際に「3000万円特別控除」という制度があります。これは、売却益から3000万円を控除することができる制度で、適用されると税負担が大きく軽減されます。
さらに、10年以上保有した自宅を売却する場合には、14.21%という軽減税率が適用されることがあります。このような制度を利用することで、売却後の手取り金額を増やすことが可能です。税金面で有利な条件を満たしているか、事前に確認しておくことが大切です。
売却のタイミングを慎重に検討
現在のような価格高騰期にマンションを売却することは、短期的には魅力的に感じられるかもしれません。しかし、税金の影響を考慮すると、売却のタイミングは慎重に検討する必要があります。特に、保有期間が5年未満の場合は、税率が高いため、売却を急ぐべきかどうかをよく考えるべきです。
また、今後の価格動向にも注目する必要があります。都心部の不動産市場は依然として需要が高く、価格上昇が続く可能性があります。そのため、将来的な価格上昇を見越して、売却を先延ばしにすることも一つの戦略です。
まとめ
都心部の中古マンション価格が上昇している今、売却を考える方は多いでしょう。しかし、売却時の税金には注意が必要です。保有期間によって税率が大きく異なるため、売却のタイミングを慎重に検討しましょう。また、特別控除や軽減税率を活用することで、税負担を軽減できる可能性があります。
マンション売却を成功させるためには、税金や市場動向をしっかりと理解し、最適なタイミングでの売却を目指しましょう。具体的な売却計画を立てる際には、専門家のアドバイスを受けることもおすすめです。
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