北海道リートの資産規模は 150億円 へと拡大しました

2025年2月14日、北海道アセットマネジメントが運用する不動産投資信託(REIT)「北海道リート」が、新たに 賃貸マンション、複合施設、ビジネスホテルの3物件 を取得しました。今回の取得により、北海道リートの資産規模は 150億円 へと拡大しました。

今回取得した3物件の総資産額は約65億円
投資家への配当利回りは4%以上を目指す
取得した物件の内訳:商業施設3カ所、賃貸マンション4カ所、オフィスビル1カ所、ホテル1カ所

北海道リートは2024年2月に運用を開始し、ニトリホールディングス、アインホールディングス、北海道電力など 20社 が出資しています。

(1) 地方不動産市場の成長機会

北海道リートの運用対象は、東京・大阪などの大都市圏ではなく 北海道内に特化 しています。これは、地方不動産市場の成長性に注目しているからです。

札幌市の人口増加とオフィス需要
インバウンド需要の回復によるホテル市場の活性化
再生可能エネルギー施設やデータセンターへの投資も検討中

地方REITは、都市部の物件に比べて価格が比較的安定しており、長期的な資産運用に適しているという特徴があります。

(2) 配当利回りの安定性

北海道リートは、投資家への 配当利回り4%以上 を目標としています。地方REITは、賃料の変動リスクが低いため、安定した利回りを確保しやすい というメリットがあります。

都心のREITの平均利回り:3~4%北海道リートの目標利回り:4%以上

地方REITは、都心のREITよりも 高い利回り を期待できる点が魅力です。

(3) 新たな投資戦略:相対取引を活用

北海道アセットマネジメントは、今後の不動産取得について 仲介会社を通さない「相対取引」を活用する方針 です。

「売却後も安定的に不動産を持ちたいと考える売り主がターゲットになる」と浜野社長は述べており、

札幌圏以外の地方都市も投資対象に
長期的に安定した賃料収入が見込める物件を選定
将来的にデータセンターや再エネ施設への投資も視野に

と、地方不動産市場の新たな活性化を狙っています。

北海道アセットマネジメントは 2026年までに資産規模250億円、15~20カ所の不動産取得 を目標としています。

オフィス、商業施設、ホテルなどの拡充
地方都市の成長ポテンシャルを活かした投資
再生可能エネルギー施設など新分野への進出も視野に

しかし、投資環境は決して楽観視できるものではありません。

日銀の追加利上げによる影響
建築費の高騰と物価上昇
地方の賃料水準の伸び悩み

こうしたリスクを乗り越えながら、北海道リートはどこまで資産を拡大できるのか、今後の展開に注目が集まります。

北海道リートは、新たに3物件(賃貸マンション・複合施設・ホテル)を取得し、資産規模150億円に拡大
配当利回り4%以上を目指し、地方不動産市場の成長を活用
2026年までに250億円規模、15~20物件取得を目標に
相対取引を活用し、札幌以外の地方都市も投資対象に
日銀の利上げや建築費高騰などのリスクにも対応が必要

今後の地方不動産市場の成長を見据え、北海道リートがどのような投資戦略を展開していくのか、引き続き注目していきましょう!

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