「なんだか管理費が上がってる気がする…」
こんにちは、「千代田区マンション情報館」です。
今回は、最近話題の「マンション管理費の値上がり」について取り上げます。
「なんだか管理費が上がってる気がする…」
「うちのマンション、ここ数年でずいぶん高くなったな」
そんな声、増えていませんか?
実はこの現象、都心部でかなり顕著になっています。

■ 都心マンション、管理費は「5年で3割」上昇!
2024年時点、都心9区(千代田・中央・港・渋谷・新宿・目黒・品川・世田谷・江東)で新築マンションの管理費平均は1㎡あたり512.1円。
2019年と比べて、なんと約3割増です。
たとえば70㎡のマンションなら、
2019年 → 月額約27,600円
2024年 → 月額約35,800円
というレベルまで上昇しています。
■ 値上がりの主な理由は「人件費の高騰」
マンション管理費の中でも大きな割合を占めるのが、管理人(コンシェルジュや清掃員など)の人件費。
この数年、シニア人材の確保がどんどん難しくなっているんです。
- 昔は人気だった「定年後の仕事」としての管理人職
- 今は65歳までの継続雇用が当たり前になり、わざわざ重労働な管理人を選ばない傾向に
- 加えて、高齢者の就業先も多様化しており、他の職種に流れるケースも増加
こうした背景から、管理人のなり手が減少→賃上げ不可避→管理費上昇という流れが起きています。
■ 現場のリアル ごみ出し1時間、体力仕事の現実
たとえば都内の80戸規模のマンションでは、燃えるごみを回収場所に移動させるだけで1時間かかることも。
最近のマンションでは24時間ごみ出し可能なところも増えましたが、それでも管理人が自治体の回収時間に合わせてごみを整理する必要があります。この業務、地味にキツい…。
特に都心部の大規模マンションでは、巡回や清掃のエリアが広く、体力消耗も激しいため、より人材確保が難しくなっているのが現状です。

■ 管理会社も工夫中。DX・複数棟兼務・80歳まで雇用など
人手不足を補うため、管理会社もさまざまな取り組みを始めています。
🌟 たとえば
- 長谷工コミュニティ: DX化を推進。各種申請を電子化、問い合わせはコールセンターへ。
- 日本ハウズイング: 管理人の勤務日を組み合わせて、1人が複数棟を担当。上限年齢も80歳に引き上げ。
とはいえ、「それでも人手は足りない」(日本ハウズイング幹部談)というのが現実です。
■ 「管理費=生活コスト」の時代。これからの選び方とは?
マンション価格が高騰している中で、管理費も確実に“固定費の重し”になっています。
購入時には、
- 管理費・修繕積立金の金額とその推移
- 管理人常駐の有無と管理体制
- 管理会社の実績や取り組み(DX・省人化策など)
をしっかりチェックすることが重要です。
特に将来、高齢者が住む比率が高まる物件では、管理体制の持続性や効率化がカギになります。
■ 住民参加型の管理の時代が来るかも?
これからは、住民も「管理を支える当事者」として関与する時代に入るかもしれません。
- 理事会での運営に積極的に参加する
- 清掃業務の一部を地域コミュニティで担う
- 管理費削減に向けてアイデアを出し合う
そんな流れが今後強まる可能性も。
管理の質とコストのバランスをどう保つか、これが都心マンション生活の大きなテーマになっていきそうです。
【まとめ】
・ 都心のマンション管理費は5年で約3割上昇中
・ 背景にはシニア人材の確保難・人件費の高騰
・ 管理会社はDXや複数棟兼務、80歳雇用で対応中
・ 購入前には「管理の質とコスト」をしっかり確認を!
・ 将来は「住民参加型」の管理体制が主流に?
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