バブル崩壊で一度は沈んだ土地市場も、今また新たな投資マネーと共に輝きを取り戻しています

「銀座1坪1億円」と聞くと、遠い過去のバブル期を思い出す方も多いかもしれません。
1980年代後半、土地は決して値下がりしないという「土地神話」が日本中を熱狂させ、都心の地価は10年間で10倍に跳ね上がりました。しかし、その後のバブル崩壊で一度は沈んだ土地市場も、今また新たな投資マネーと共に輝きを取り戻しています。

この記事では、バブル期の不動産市場から学び、現代の**都心3区(千代田区・中央区・港区)**で注目すべき不動産投資のポイントを解説します。

バブル経済の象徴とも言える出来事が、銀座6丁目で起こりました。

伝説の取引

1985年、キャバレー跡地(約80坪)が約100億円で売却され、1坪あたり1億2000万円という前代未聞の価格がついたのです。当時、不動産の価格基準がなく、世界最高地価だった香港を参考に設定された結果でした。

この取引が引き金となり、都心部の不動産価格は一気に高騰。

  • 都心5区(千代田、中央、港、渋谷、新宿)の地価は1986年から急騰し、1991年には1平方メートルあたり約1200万円と、10年間で10倍に膨らみました。

「都心の土地は絶対に下がらない」という神話が生まれ、不動産は投資対象として爆発的な人気を誇ったのです。

1990年、大蔵省が不動産融資の総量規制を打ち出すと、不動産市場は一変。
融資がストップし、不動産会社は採算が悪化して次々と倒産しました。

崩壊後の市場の動き

  • 3億円で売り出された物件が、1億円まで値下げされても買い手がつかない状況に。
  • 「億ション」と呼ばれた高額マンションの供給戸数は、1995年に約200戸まで激減。

しかし、この崩壊を乗り越えたのは、不動産市場に堅実に向き合った企業や投資家でした。「謙虚に生き残った者」が、再び活況を迎えた市場で新たな成功を手にしたのです。

そして2024年、都心3区の不動産市場には新たな投資マネーが流れ込んでいます。

なぜ今、都心3区が注目されるのか?

  1. 外国人投資家の存在
    • 自国通貨に不安を抱える海外投資家が、安全資産として都心の不動産を購入しています。
    • 特に銀座や港区は、世界的なブランド力と高い利回りが魅力です。
  2. 億ションの復活
    • 1980年代に生まれた「億ション」は、現代でも富裕層に高い人気を誇ります。
    • 都心の再開発エリアでは、億ションや高級タワーマンションが次々に供給されています。
  3. 不動産の希少性
    • 都心3区の土地は限られており、地価の下支え要因となっています。
    • 「資産価値が落ちにくい場所」への投資が注目されているのです。

バブル期の失敗を繰り返さないためにも、堅実な投資戦略が欠かせません。

1. 立地の見極め

  • 再開発が進むエリアや駅近物件は、資産価値の上昇が期待できます。
  • 銀座や六本木のようなブランド力のあるエリアは長期的に安定した投資対象です。

2. キャッシュフローを重視

  • 資産価値だけでなく、賃貸収益にも注目し、キャッシュフローを安定させることが重要です。

3. 過剰なレバレッジを避ける

  • バブル崩壊時の教訓として、過度な借り入れはリスクを高めます。
  • 無理のない資金計画で、長期的な視点で投資を行いましょう。

バブル期に築かれた土地神話は崩壊しましたが、現代の都心3区は再び不動産投資の中心地として輝きを取り戻しています。

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